皆さん、こんにちは浅井隆です。
クリスマスの時期なので、クリスマスにちなんだ話をします。
クリスマスと言えばサンタクロース。サンタクロースのソリを引っ張る動物と言えばトナカイですよね。
私が以前毎日新聞で働いていた時、ちょうど日本のバブルが膨張し始めた1985年でしたが、その当時訪れたフィンランドで、トナカイを食べたことがあるのです。トナカイと言えばサンタクロースの大切な仲間なので、皆さんは「えっ」と思われたかもしれませんが、フィンランドでは一般の人が食べるものだったのです。
ただ、そんなに美味しいものではありません。例えるなら、牛と鹿の間のような、もさっとした味です。 フィンランドはとても寒いところなので、食べ物は貴重でトナカイは食肉として普及していました。
ところが、私が訪問した翌年からトナカイを食べることが出来なくなってしまったのです。なぜかと言いますと、私がフィンランドに行った翌年、チェルノブイリの原発大事故が起こり、その北西に位置するフィンランドに放射能が流れ込み、地域全体が大変な汚染を受けてしまったのです。
日本でも2011年3月12日(大地震の翌日)福島で原発事故があり、廃炉までに40年以上かかると言われています。もしあの時、さらにもう1回大きな爆発が起きていたら、首都圏も人が住めなくなっていた可能性があります。クリスマスの話題としては暗いものになってしまいましたが、いつもこの時期になると、ふと思い出してしまうのです。
読者の皆様はご存知かもしれませんが、私が顧問を務めております
「一般社団法人 世界の子供たちのために(CheFuKo)」、
このCheFuKoとは「Che」=チェルノブイリ、「Fu」=福島、「Ko」=子供という
3つの言葉の略称の複合体です。私も数年前に実際にウクライナのチェルノブイリの近くのキエフとジトーミルという町に行き、 小学校や中学校を訪問して、チェルノブイリ原発の被爆者2世に会い、 子供たちと交流してきました。
その後、私の意志を継いだ「CheFuKoの温熱軍団」が温熱器を携えて 毎年1回、キエフとジトーミルを訪問しています。来年2017年にはキエフ、ジトーミルの子供たちと福島の子供たちが交流できるようにと企画を考え、 尽力しています。
この「CheFuKo」という団体は様々な活動を行っており、福島を月に1回訪問し、温熱施術を含めたボランティア活動をしています。最近では熊本で大地震が起こった際に2度熊本を訪問し、支援活動を行いました。
2015年、ネパールで起こった大地震の際にも直ちに現地入りし、余震の続く中で支援活動を行い、その後復興活動が続く中、年に3回現地を訪問して様々な活動を実施しています。ネパールでは「CheFuKo」の活動はメディアにも大きく取り上げられ、日本でいうところのNHKのような国営放送や全国紙でも紹介され、活動内容を高く評価されています。
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