第13回2017年経済予測

第13回2017年経済予測

皆さん、こんにちは。浅井隆です。

今回は、今年最初の経済予測をしたいと思います。 まさかのトランプ当選確定後、全世界の市場でいろいろなことが起こりました。日本とアメリカの株高、米ドル高による円安、金利上昇、つまり債券相場の下落。なかでも金利上昇は今、大変な事態を日本国内で引き起こしています。

例えば、代表的な金利指標である10年物の日本国債の金利ですが、トランプ当選前はマイナスでしたが、
アメリカの金利上昇に引きずられプラスになってしまいました。ここで大問題が起きました。

それは、本来銀行というのは預金を集めてそのお金を個人や会社に貸してその元本返済の利息で食べているわけです。しかし、バブル崩壊後のいろいろな経済現象の中でその貸出ビジネスがなかなか難しくなったので債券投資(日本国債、外債、海外企業が発券する債券など)にのめり込んだのですが、それが飛んでしまったのです。

金利が上がったということは、債券が暴落したということです。というわけで、ほとんどの収益を債券に頼っていた一部の地方銀行(地銀)は、もうアップアップで経営危機に近いぐらいの状況になってしまったわけです。

それを見ていた金融庁がパニックになって、日本のマスコミではあまり報道されませんでしたが、年末緊急の全銀行に対する聞き取り調査をやりました。つまり「おたくの銀行は何を運用して何を持っているか、そしてどれくらい損が出ているか」ということを、徹底して調べたというのです。それくらいのパニック状態になったのです。

というわけで、トランプ相場は日本に重大な影響を与えたわけです。為替でいえば、トランプ当選前は1ドル=102、3円だったのに一瞬101円まで円高になったもののその後どんどん円安になり、一日に1円ずつ位円安になっていきました。その後、一瞬118円まで円安は進み、このコラムを執筆している1月11日現在、1ドル=115円になっています。

今年、アメリカは金利を3回上げると言っています。そうすると日本は金利を上げられませんから、ますます日米の金利差が開きます。アメリカの景気だけがどんどん良くなって、しかもトランプはフォードなどに対してメキシコに車の工場を作ることをやめろと言う。フォードなどは「わかりました」と従う。
その結果、メキシコからアメリカ等の自動車産業がどんどん撤退しているんですね。

すると、アメリカだけが良くなるんです。もちろん100年後はわかりませんが、この3、4年はアメリカの一人勝ちとなるでしょう。その結果、日米の金利差がますます開き、更なる円安ドル高がやってくるというわけです。

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