第15回 怖い話

第15回 怖い話

皆さん、こんにちは。

今、このコラムを執筆しているのが1月末で、ちょうど一年の中で一番寒い時ですが、今日はもっと寒い話、身が震える話をしたいと思います。

昔から四谷怪談、サスペンス、ヒッチコックなど怖い話はいろいろあります。怖くてあやしい話となると、ユダヤ陰謀論や都市伝説というものもあります。今からお話ししますのはそういう話ではなく、科学的な裏付けのある話でこれほど恐ろしい話はないと思われる話です。

それは、一部の科学者の間で大問題になっているイタリアのある事実です。

ナポリのちょうど東南に、ベスビオ火山という活火山があります。この火山は西暦79年、ローマ帝国時代に大噴火を起こし、ポンペイという町を一瞬にして死滅させました。しかし、この恐ろしい事実でさえ今から話す事の序章にすぎません。話を続けますと、ナポリの西にフレグレイ平野という平野が広がっていて、そこにカンピフレグレイという町があります。

そしてそこには巨大なカルデラ(阿蘇山のような)があり、直近では今から1万4千年程前と4万年程前に巨大噴火を起こしています。この4万年前の大噴火が、ネアンデルタール人を滅ぼしたといわれています。

このネアンデルタール人というのは、現代人と比べても劣っておらず、脳の大きさも一緒、体力も今の現代人よりはるかにあったのですが、この大噴火で滅んでしまいました。

今、科学者たちが一番恐れているのが、この火山が噴火した場合、しかも歴史上一番酷い噴火となった場合、イタリアでは数百万人が死亡、ナポリは死滅し、下手するとバチカン、ローマまでなくなってしまうという事実です。

それだけではなく、その噴火の火山灰が世界中の天を覆って太陽光を遮り、地球上が数十年間真っ暗になるというのです。

するとどうなるか。植物(プラント)、つまり野菜、果物、米、小麦など食糧がまったく採れなくなります。想像できないですね。国家破産なんて生やさしいものではありません。備蓄していたものを食いつぶしたらどうなるか。それこそねずみ、カエル、カラスまでも食べなければ生きて行けなくなります。そして、それらさえも食べつくした後はどうなるのか。食糧危機に見舞われ疫病が大発生する。

真っ暗で、雨ばかり降り、不衛生で寒い中、菌が増殖してパンデミックが起きる。そして治安が悪化し、国家破産の数倍酷い状況がやってくるわけです。おそらく行きつく先は戦争でしょうね。一部ではもうすでに隆起や地盤沈下が始まっており、科学者が測定したところ、地下のマグマがいつ吹き飛ぶかわからない状況になっているのです。

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